秋の収穫と食べ物について

キンモクセイの甘い花の香がしてくる。
那須の里山は、すっかりと涼しくなり、庭に秋の味覚が実り始めた。
うちの庭には、もともと大家さんが育てていた木がいくつもある。

梅、柿、キウイフルーツ、柚子、プラム。

今、収穫時期を迎えているのは、柿とキウイ。
せっかく実が生っているのに、今まであまり収穫のモチベーションがなかった。
空き家だった期間が3年くらいあったので、枝の剪定がされずにいたため、実も小ぶりだ。

実が生る前に剪定をしなければいけないのだが、今年も柿とキウイはほったらかしのまま。
だからできるだけ庭の木にも目を向けていこうと思い、とりあえず柿とキウイをちょっと収穫した。
まだ収穫できるオクラと茄子も畑から取ってきたので、ちょっとした量になった。

秋の夜長、たまには縁側で夕食でもしようと思い、オクラと茄子、家の中で保存しているジャガイモなどを焼いて食べた。

食べ物は自分で作って食べられる。
この当たり前のことを、40歳を過ぎるまでほとんどしてこなかった。
もっと食べ物を作れば、いろいろなものを収穫して食べられる。

僕の住んでいる地域は、旬の野菜や果物などが同じ時期に一斉に収穫されるので、
とにかくおすそ分けがあちこちからやってくる。農家さんがつくった立派な野菜や果物なのに、量がとれ過ぎてみんな消費しきれないからだ。
これはすごくありがたくて、幸せなこと。食べ物を作れるということは、生きていくことにあまり怯えなくていい。

いま、うちは週に1回しかスーパーに買い物に行かない。車で30分。
家の食事がどちらかというと質素なこともあるが、週に1回お肉や魚を買うだけで、あとはなんとかなってしまう。お米は昨年買ったり、いただいた新米で1年分になるし、味噌も冬に仕込みを手伝ったもので十分な量になる。

果実にはほとんど実が実らないウラ年というのがあり、オモテの年と交互にやってくる。
ただ、1年ごとに表と裏が変わるわけではなく、うちの柿は今年もオモテだった。
庭の柿は全部で7本ある。とても消費できる量ではない。

同じ地区で毎年干し柿を作っているお宅が、今年はウラ年だったそうだ。
だからうちの柿をたくさん、差し上げようと思う。


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