第7回 今年最後の空き家内見。果たして?


3年かけて那須で物件探しをしたというフランクリンカフェさんの佇まい。移住の先輩だ。

おそらく今年最後の那須に向かう。
家探しに動き回った一年だったが、決め手になる家は今のところ見つかっていない。
だけど、ここにきて理想的と思える一軒の空き家を見つけた。

土地面積350坪。庭には石蔵と納屋、小さな畑があり、目の前は広大な田んぼが広がる、ポツンとした古民家。築半世紀以上経っているので痛みがあるらしく、大幅な修復が必要。
今回、この古民家を見に行くために那須に向かった。痛みの具合がどの程度なのか。土台が傾いているので業者を頼んだ大がかりな修復になるのか。あるいは、自分たちで床板を張りなおしたり、建具をキレイにすれば住めるのか。水回りは総取り替えが必要なレベルなのか。

そんなことを確認しに行く。立地のすばらしさはストリートビューで確認済み。歩いて数分のところには那珂川の清流が流れ、家の東側には家が一軒も建っていない原っぱが広がっている。

昔ながらの古民家で柱や梁がしっかりしていそうだから、家としての骨格は頑丈にできているにちがいない。だから壁や床などをリノベーションすれば、カッコいい家にできそうなポテンシャルを持ち合わせている。中途半端に最近の家だと壁をぶち抜くこともできないが、逆にいじれるほど古い家なのも自分にとってはプラスに働いてくれる。

あとは賃料などの条件が合致すれば、ここに住みたいと思っている。古い空き家とはいえ、敷地は広大だ。東京の家賃とは比較にならないほど安いかもしれないが、それほど安くもない気がする。

今年思ったことは、東京と地方を往来しながら家探しをすることの難しさだ。確かに月に1、2回、通うたびに家探しをすればそれなりに現地の不動産事情にも明るくなるし、好みのエリアも把握できてくる。
だけど、空き家を探している場合、それだけでは不十分だ。
結果として、地元の人と交流する時間が圧倒的に足りないと感じた。つまり顔を覚えてもらい、ときには一緒に酒を飲むくらいの関係がつくれれば「いい空き家があるよ」と言ってくれるかもしれない。東京で仕事をしていて、時間が空いたときに那須に行っていたのだが、那須の友人が開く地元の方との交流イベントにもタイミングが悪く参加できなかったりして、顔を覚えてもらうまでに至らなかった。

もし今回の空き家が決まらなかったら、来年も家探しを続けなければならない。
だから、来年こそはそういう状況を作っていきたいなと思っていた。

こんな家なら最高なのだが。

2年近く前に田舎で仕事をするための手段として、都市部の会社と繋がりながら、ネットで納品ができるクリエイティブワークの可能性について書いた。
クラウドワークスやランサーズといったネットで仕事を受発注できるフリーランスのためのサイト利用者が年々増え続け、この傾向はこれからも続いていくようだ。

ヨメがフリーのデザイナーをしているので、連携して仕事ができるWEBのコーダーをやっていくことに決め、40歳から修行のつもりで制作会社へ働き始めた。

そして1年半勤めた制作会社を先月退職し、今月から完全フリーになった。
すべては来年の移住を想定したもので、那須の家で仕事をしていくための準備期間だ。

フリーランスになると、仕事が急に減ったりして大変なこともあるのだが、それでもメリットが多いと感じている。そのひとつに時間を自分でコントロールできるというのがある。大げさにいえば自分の人生を自分で決めていく手助けになってくれる。
すべては自己責任だから、暮らし向きが良くもなれば悪くもなる。より楽しくなるかもしれないし、怠惰な生活に陥る危険性もある。だけど、自分の場合は雇われる生き方よりも数倍やる気が出る。

来年はいよいよ移住の年だ。春に向けて生活時間を少しずつ東京から那須に移行していく予定にしている。今回の話でいえば、地元の人と交流する時間を増やしていければと思っている。

さて、おそらく今年最後の空き家を見に行った結果。
今回、那須の友人も一緒に見に来てくれ、状態を確認してくれた。

その場で生活をイメージして、あれこれヨメと話しあったのだが、非常に残念なことに、今回の空き家もあきらめることにした。

今回は本当に理想に近い家だったので、70%くらい決めるつもりで家を訪ねた。
しかし、あまりにも家が傷み過ぎている。
床はふかふかしており、張り替えが必要。梁も少し歪んでいるのか、引き戸がかなり開きずらくなっている。
と、ここまでなら自分で直すことができると踏んでいた。

しかし屋根はあちこち雨漏りした跡があり、屋根の補修が必要。縁側のサッシもスムーズに開かず、取り替えが必要だろう。水まわりも全体的にそのままでは使えそうもないので、新しくする必要がある。できるところは自分たちでやるとしても、おそらく相当な費用がかかりそうだ。
平屋で50坪あるので、自分たちで直す労力も考えると、仕事をしながらDIYで改修を完了させるまでに相当な時間がかかる気がする。

結局、決めることができなかったので、写真を載せることはできないが、広い庭から見渡す里山の景色はすばらしく、本当で残念でならない。

来年は家探しのピッチを上げていくしかない。



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1件の返信

  1. avatar 木下雅美 より:

    はじめまして。私は岡山県に暮らしております61歳の女性です。主人(74歳)と那須への移住を考えています。今は標高400メートルの山の中で
    山羊、あひる、ワンちゃんと暮らしております。
    牧草地が広がるような、山羊を飼えるような環境の家を探していますが、なかなかネットでの不動産情報では貸家が見つかりません。7月には那須に行って探してみたいと思っていますが・・・・どちらかご紹介していただける貸家はないでしょうか?何か情報がありましたら、宜しくお願い致します。
    突然のメールで厚かましいお願い事で申し訳ありません。
    宜しくお願い致します。  木下雅美
                      携帯 090-5703-3260

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