田舎での仕事づくり~珈琲の焙煎その2~

今年の始めから、手網みによる珈琲の焙煎をしてきた。

手網という道具は珈琲豆を焙煎するときに、フライパンと並ぶ一番初歩的な焙煎方法。
ガスコンロやカセットコンロの火で下からあぶり、豆を煎っていく。

家庭で焙煎をしている人は最近増えているようで、多くは手動の器具を使っていると思う。
理由はかんたん、安くて気軽に楽しめるから。僕も生豆をネットやお店で購入し、ネットの情報を頼りに独学で焙煎を始めた。

最初のうちはあまりうまくいかない。
出来上がった珈琲豆は、見た目市販されているものと変わりないように思えるのだけど、実際飲んでみると美味しくない。苦い珈琲として飲めなくはないが、焦げた味と香りが強く感じられる。

標準的な焙煎時間は15分くらいといわれているので、目安の時間と焼き色を確認しながら、条件を変えて何度も手網で焙煎をしていく。すると、いろいろなことが分かってきた。

・15分という時間はほとんどあてにならない。その時の温度や湿度、豆の種類によっても変わってくる
・目で豆の状態を確認しながら、焙煎を終了させる
・最初から直火にできるだけ近づけて焼いたほうが仕上がりが美味しい(あくまでもこの段階での感想)
・購入した豆の質が味を左右する

最初は初歩的なレベルでも、焙煎をしていくことで小さな気づきが生まれる。この積み重ねが焙煎を上達させていくのだろう。ひとつ美味しいポイントを見つけても、またすぐに次の課題が出てくる。おそらくこの繰り返し。
それでも、一度自分で少し美味しい珈琲を淹れることができると、自信になる。次に焙煎したコーヒーがそれよりも美味しくなかった場合、原因を探しやすくなるからだ。

僕の住んでいる地域にも、焙煎所やカフェがたくさんあって、お店で飲んだり、豆を買ったりして味を確かめている。浅煎りから深入り、産地による味の違いなどは好みがあるから、自分が美味しいと感じた珈琲を見つけることが大事だ。そして自分が焙煎するとき、美味しいと感じた味に近づけることが目標になる。

珈琲の愛好家というのは、たくさんいて、結構好みが違う。
ある人が美味しいと言っているお店で珈琲を飲んでみたら、全然美味しいと思えなかったという経験は、実際によくあることだと思う。ハンドドリップの仕方も人によってやり方が結構違うので、正解がない。
すごくシンプルだけど、「美味しい珈琲をつくる」というのは、それくらい奥が深く、むずかしい。

エライことをはじめてしまった。


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