R水素=水から生まれる幸せのエネルギー。


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最近、原発再稼働反対という立場で、原発0の社会を目指すための代替エネルギーについてもっと学び、分かりやすい言葉で人に伝えていくことができないだろうかと考えています。

エネルギー分野の専門家や造詣が深い人からすればもどかしい内容かもしれませんが、まずは自分なりに少しずつ知識の幅を広げていければと思っているのです。
では、どうすればこの大きなテーマに向き合い続けることができるのか。それは自分の生活レベルでエネルギーについて関心をもつことで、可能なのではないでしょうか。

僕は昨年からはじめた移住大作戦を通して、自給的な暮らしについて考えるようになりました。
それはつまり、お金に縛られ続けるような生き方から、できるだけ遠くにいること。
住宅ローンなど組まず、増え続ける空き家を利用して快適な生活空間を自分でつくり上げることはできないか。家族の食をまかなうくらいの作物を栽培したりして、経済力とはまた別の意味で生活力を身につけていくことはできないか。そんなことを考えています。
その中のひとつに、エネルギーということがあります。電力会社の都合にこちらが合わせるのではなく、できるだけ自分で選択できるような暮らしのイメージです。

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※R水素ネットワークのマルさんとパシャリ。

そして最近になって、コピーライターの丸原さん(以下マルさん)と江原さん(以下ハルさん)に出会ったことがきっかけで、よりエネルギーに関心を深めるようになりました。マルさんは本業のかたわら「R水素ネットワーク」というNPO法人に所属していて、ハルさんはこの団体の代表を務めている方です。
お話しを聞いて直感的に感じたのは、家庭での再生可能エネルギーの自給というものが、将来的に生活の近いところまで降りて来るのではないか、ということ。そして環境負荷の低いエネルギーの普及という、ワクワクするような活動に自分もコミットすることができるのではと思ったのです。

「R水素」とはRenewable(再生可能な=無くならない)水素という意味です。あまりなじみのない言葉ですが、この「R水素」のことを知れば知るほど、その可能性の大きさに驚きます。僕たちの身近にある水を循環させることで熱と電気を生み出すので環境にやさしく、化石燃料が採れる特定の地域の権益に振り回されずに、エネルギーをつくることができます。いわばエネルギーの地産地消です。

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そもそも水素は地球上でもっとも燃焼効率が高い元素なので、効率よくエネルギーをつくり出してくれます。だから電気エネルギーへの利用に適しているのですが、残念ながら地球上には水素単体で存在しないため、さまざまな方法で化合物の中から水素のみを取り出さなければなりません。その中には再生可能(Renewable)ではない方法もあります。たとえば石油や天然ガスなどの化石燃料も、実は炭素と水素が結合したものでできており、そこから水素を取り出して電気エネルギーに変えることができます。しかし化石燃料は限られた資源なので、再生可能(Renewable)ではありません。しかも二酸化炭素を大気中に放出するので、温暖化など地球環境にも影響を与えます。

そう、問題は水素の取り出し方です。ハルさんが推進活動をしている「R水素」の取り出し方は、枯渇することのない資源である水から水素を取り出します。水は酸素と水素からできているので、これを電気の力を使って分解し、水素を取り出します。このときに使う電気は太陽光に代表される自然エネルギーを利用します。これも水と同様、無くならない資源ですね。では、具体的になぜ水素を取り出すのでしょうか。

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※再生可能な資源、太陽光からソーラーパネルで電気をつくり、水の電気分解に利用します。

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※水から水素をつくる機器、ハイドロフィル。真ん中に水素を貯めておくボンベが差し込まれています。

その理由は、水素はタンクやボンベなどの入れ物に蓄えておくことができるから。発電された電気は、そのままでは蓄えることができません。現在のインフラでは発電所から送られる電気も、送電線を流れるうちに減っていきます。一方、蓄えられた水素はいつでもどこでも必要なときに水素発電機を通すことで、再び熱と電気をつくり出すことができるのです。しかもそのあとに残るのは水だけなので、クリーンな上に再び電気分解で水素を取り出し、循環させることができます。

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※水素の貯まったボンベを差し込み発電させることができるポータブル電源。ライトやスマホの充電など利用価値大。

つまり「R水素」とは、自然エネルギーと自然エネルギーの電気分解などで、水の中から水素を取り出すことで、持続可能な循環型エネルギーをつくり出す仕組みのことなのです。
この貯めることのできる水素を燃料電池として利用することで、化石燃料に替わるエネルギーとして社会に大きな変化を起こす可能性があります。
家庭の電気はもちろん、水素を燃料として動く自動車はバッテリーのように電気が減ることもありません。また小型の水素電池をポータブル電源として持ち歩くこともできます。
文系の僕でもよく分かるR水素についての説明が以下のサイトに紹介されています。多くの情報をここから得ることができると思いますので、ぜひご覧になってください!

○R水素ネットワークオフィシャルサイト
http://rh2.org/

○greenz.jpで紹介されているR水素の記事
http://greenz.jp/2009/08/20/rhydrogen/

僕はR水素が、僕たちの生活をもっと心地よい環境にシフトしてくれるのではと、期待しています。元素記号の勉強みたいな小むずかしいことは必要ありません。エネルギーという言葉の聞こえるほうへ、ちょっとだけ顔を向けることからはじまると思います。多くの人にR水素を身近に感じてもらえるよう、これからも記事を書こうと思います。



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