生活に必要なものは何か①

生活していく上で必要なものはなんだろうか、とよく考える。

生活に絶対に必要なものは、実はそう多くはないのだろう。
人がただちに必要なものは、ちょっと大げさに言えば生命にかかわるもの。

そう考えると、生きていくために食べ物と同じくらい必要なことは、暖をとること。
人は寒さをしのぐために服を着て、風雨から身を守るために家を建てる。
体温を守ることはとても原初的な欲求なのだ。

僕が引越しをする那須という土地は、冬になると連日氷点下になるほど、寒さが厳しい。東京も冬は寒いが、ちょっと寒さの質が違う気がする。そういう場所だから、エアコンよりも薪ストーブや灯油ストーブ・ファンヒーターを使っている人が多いと思う。寒さをしのぐために毎日ずっとエアコンをつけていたら、電気代が平均的な月の2倍〜3倍に跳ね上がってしまうし、そもそも電気エネルギーの利用はできるだけ減らしたい。
たぶん現実的なのは、灯油ストーブを使うか薪ストーブと灯油ストーブの併用だと思う。

灯油は2016年1年現在、価格が比較的安いから経済的ではある。
しかし石油製品というのは価格が変動するし、利権をめぐって戦争が起きる遠い国から運ばれてくるエネルギーに、できるだけ頼りたくないという気持ちがある。
もちろんそれを言い出したらキリがないのだが、いずれは再生可能な水素をエネルギーとする車も製品化されるだろうし、環境よりも既得権益を守ろうとする社会のシステムに、今まで通り従順に組み込まれていたくはない。

やはり薪ストーブが一番いい。
実家のお隣さんは知人の土地の木を間伐する代わりに、燃料として木をタダでもらっているから、冬場の燃料費が掛からない。もちろん実際には木を切り出す機械や運搬する車の燃料費が掛かっているから、0円ではない。さらに労力を人工(にんく)で計算したら、灯油を買ってきたほうがよっぽどいいと思う人もいると思う。

でも、薪ストーブには楽しさがある。木を切り出すことだって楽しみだし、薪小屋に木を積んで乾燥させる作業だって、いちいち手間をかけるから楽しい遊びなのだ。

それにわれわれが購入した石油製品のお金は、地域を出て遠い国に行ってしまうが、放置された山や森の木を切ることは、その土地の環境にとってプラスだということもいえると思う。
そうして切り出した薪をストーブで燃やし、寒さをしのぐ。モノによってはストーブの上で料理を煮込んだり、焼いたりすることもできる。

やっぱり薪ストーブは楽しそうだ。


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